小笠原諸島 ボニンアイランド

父島列島と母島列島の海

首都東京なのに東京湾から1000kmも南に位置する小笠原諸島。

沖縄と同じ緯度にあり一般の集落がある母島列島や

父島列島でも海開きは11日の南の島なのだ。

むろんGWでも夏のように泳げちゃいます。沖縄の様に

珊瑚礁のリーフはありませんが海底火山の隆起した

島なので岩場には珊瑚が成長しています。

 

父島列島 父島 小港湾 コペペ浜

波が静かな小港湾にあるコペペ浜で巣潜りしちゃいます。

水中写真はコニカマーメイドで撮影しました。

 

コペペ浜から南島に出航してみました。

ジョンビーチ、ジニービーチ、南島カヤックレイドはこちら

 

足を挟まれて溺れるほどの大きさはありません。

拳大のサイズのシャコガイがたくさんいました。

シャコガイでもシラナミガイという種類かな?

 

こんな南の海でもボラの大群はいるのだなあ。

ボラは世界中に分布するようだ。

ちなみに父島でも母島でもフナムシは一匹も見かけません。

フナムシがいない島って心地良いなあ。

 

母島列島 母島 北港

母島の北端の港は昔は集落もあって賑わった港です。

今は小学校の跡地が残るだけで静かな世界が広がります。

 

少ない母島は魚も豊富ですね。ゆったりと泳げます。

今度、小笠原に行けるなら母島に長期滞在したいなあ。

これはニザダイの仲間のシマハギです。

 

チョウチョウウオ科のチョウハンです。

黒みがしまってカッコイイね。

 

大型が多いブダイの仲間でイチモンブダイです。

オウムのようなブダイの歯でかまれたくはないわ。

 

ニシキベラの仲間のヤマブキベラです。

黄色くてかなり目立ちます。

 

ゆったりと泳ぐホウセキキントキ。

鮮やかな赤で目玉も大きくて個性的だね。

小笠原では人気のある魚のひとつです。

夜行性なので昼間はぼけてるみたいね。

 

群れているのはニザダイの仲間のスジクロハギ。

後ろの方にはチョウチョウウオの仲間のヤリカタギです。

 

ヒラアジ系のメッキの群れが泳いでいます。

こいつらの大きいのが釣れれば最高だよね。

 

巣潜りしてると潜水艦の探信音(ソナー音)のような

クォーンクォーンという音が聞こえます。

こりゃクジラの声じゃない? と海を上がって沖を

キャノン Powershot S3IS435mmで狙ってみたら

ブローが連発します!! ザトウクジラだ!!

 

きゃっほー!! 小笠原ではじめての遭遇だね。

しかも船でなく泳ぎながらクジラの歌声も聞けた!!

実は北港の沖に潮流がありザトウクジラの通り道

なんだそうです。5月はザトウクジラが北の海へ

北上開始する時期で小笠原では終盤な時期です。

夏にはマッコウクジラに時期になるのですが

マッコウクジラは深い場所を好むためここでは

見かけることはないそうです。

 

父島列島 パパヤツアー 南島上陸

小笠原滞在の最終日にツアー船に参加してみました。

 

正規ルートで南島上陸してみました。

パパヤツアーの南島上陸はこちら

 

父島列島 パパヤツアー 南島沖 ドルフィンスイム

南島の南西部にバンドウイルカが群れています。

ドルフィンスイムでパパヤのMissPAPAYAがアタック!!

私は足ヒレが無いので船から撮影に徹します。

しかしこのアングルで見るとエイリアンの頭のように

見えるなあ。あのツルツル感とウェット感は!!

 

イルカの進行方向に先回りしてお客さんに

指示して泳ぐというシステムです。

でもGWの連休でイルカももう疲れ気味のようです。

とにかく嫌がってますね。人間と一緒に泳ぐのも

気分次第ってことなんでしょう。

 

それでもみんな一生懸命にイルカと泳ぎます。

これでいいのかなあ?って思っちゃった。

 

カヤックの乗ってる時に会いたかったね。

気分がノリノリな時にまた会いましょう。

 

父島列島 パパヤツアー 洲崎沖 ホエールウォッチング

イルカの次はザトウクジラの登場です。

イルカポイントから北西方面に移動した場所です。

さすがに船だと接近できますね。

ペダングルアーチで背中でアーチを描きます。

 

尻尾を出して潜水モードに入ります。

こうなると15分から20分は浮かんできません。

フルークアップダイブです。

 

父島列島 パパヤツアー 兄島海中公園

クジラも浮かんでこないのでサクサクと兄島海中公園へ。

ちょっとモヤってきましたね。天候は悪化の方向です。

おがさわら丸の出航までは持ちこたえてね。

 

兄島瀬戸は父島周辺ではかなり潮が激しく

危険な場所です。こんなとこで泳ぐのかあ。

MissPAPAYAはブイに係留して固定されますが

ちゃんと流されても助けれるように和船のマンボウ号が

救助体制で待機していますよ。

ともあれ潮がはやいので事故の多い兄島瀬戸です。

 

それでもけっこうフィン無しで泳ぐときつかったです。

船の近くはコマセを撒くので魚はたっぷりと

寄ってきますが私はちょっと離れた場所で潜ってみました。

でもコニカマーメイドに浸水発生のためこの写真くらいしか

残りませんでした。残念でした。

このシマタレクチベラは50cmくらいで大きめだった。

 

父島列島 父島 二見湾 おがさわら丸出航

通称おが丸の出航で名物はツアー船団の伴走です!!

右舷と左舷からお見送りです。

 

スタッフや居残りの常連のお客さんたちがダイブ!!

見せてくれます。海に密着した観光の島だって実感しますね。

 

二見湾を出てパパヤのラストスパートで盛り上がる中、

最後にちゃんと挨拶しに出てきたのはザトウクジラでした。

なかなか心憎い演出をするクジラくんだね。

 

ザトウちゃんも無事に北の海へたどりついてね。