立山黒部アルペンルート
室堂 雷鳥沢氷点下キャンプ
立山黒部アルペンルートの富山側のルートで2450mの
室堂へあがり、9月ですでに冬期閉鎖の雷鳥沢
キャンプ場で晩秋の氷点下キャンプをしてみました。
【1日目】
ジムニーを無料駐車場に駐車して立山駅からケーブルカーで
美女平へ7分。あとはバスで50分の室堂までのんびり旅。
途中バスでは観光バスの様に説明をしてくれます。
滝見台から称名滝も取り敢えず見れちゃいます。
日本一の落差である四段350mの名瀑です。
立山駅から室堂の往復料金は4190円ですが、
10kg以上の荷物はバスでは300円追加が必要です。
弥陀ヶ原から白い景色が怪しいと思ったら、
なんとまあ、しっかり積雪してるじゃないですか!
リンドウ池越しに真砂岳(2861m)を見上げます。
血の池も少し氷が張っているのでは?
白い立山が絶景です。左から富士ノ折立(2999m)、
大汝山(3015m)、雄山(3003m)となっております。
徐々に雲が多くなって天気が崩れはじめています。
真砂岳(2861m)ももう真っ白な山頂ですね。
雷鳥荘の休憩所から雷鳥平を見下ろします。けっこう
下らないといけない所に雷鳥沢キャンプ場はあるのね。
管理所兼夏季診療所の建物が見えます。
実は重装備で帰りの登りがきつかったのです。
雷鳥小屋から西を眺めるとそこは地獄谷です。
湯冷めが恐いので日本最高所温泉のミクリガ池温泉
に入りませんでした。残念！
山頂が完全に雲に隠れたため、登頂はせずに
テントを設営して雷鳥平を散策しました。
さいの河原をトラバースして真砂乗越の麓で雷鳥を探します。
雷鳥平の紅葉もステキ。
なかなか雷鳥さんはいないなあ。
雷鳥沢キャンプ場はもう管理されていないので500円は不要。
トイレは使えませんが水は凍結防止のため流しっぱなしで
かなり冷たいですが充分飲用もできます。
夕食して就寝モードですがガスがどんどん濃くなります。
【二日目】
日没とともに雪が降り始めました。気温が零度程度で
着雪気味の水分の多い雪でしたが、日付変更頃には
雲も切れはじめ、天の川がくっきり見れるほどに空気は
澄んでいます。ただ、剱岳方面では稲光が横に走って
雷鳴は無いのですがピカピカ光っていました。
早朝は快晴なれど、うっすら積雪モードです。
雲海の上の好天で剱岳を眺めに雷鳥坂から別山乗越、
剱御前(2792m)へアタックです。
剱御前から下山した時にはもう雪も融けました。
空も本当に青く澄んでいますネ。
大走谷が荒々しく別山と真砂岳の間をえぐっています。
T中さんも無事に剱御前に登頂! は〜へばった〜!
テントの軒下にはまだ雪が残ってるじゃん。
リンドウ池から奥大日岳(2605m)の景色です。
右の山小屋が雷鳥荘で、ここにも温泉は有ります。
血の池の湿原から雄山を見上げる。
室堂からはこの程度、剱岳を見る事ができます。
左肩の尾根がこれまた難易度の高い早月尾根の急登です。
地獄谷からの奥大日岳です。左肩の大日岳
(2501m)はちょっと雲がかかりはじめました。
ミクリガ池に映る逆さ浄土山だ。
こちらは逆さ立山ですね。
美女平からケーブルカーで帰途に着きます。
スキーや大型のザックは貨車に積む事になります。
追加料金はかからないのでさくさく頼んじゃいましょう。
もともとはダム建設などの資材用の貨車だったそうです。
トンネル急降下!!