佐世保海上保安部 針尾無線塔

佐世保のランドマークタワーである針尾無線塔。

高さ137mで塔のまわり33mという巨大なコンクリの

3本の尖塔が聳えます。3本の塔は各々の間隔が

300mあり正三角形に配置されています。

煙突のようにも見えますが、大正12年に旧海軍に

よって5年の歳月と150万円(時価数百億円)の

費用で建設された長波アンテナなのです。

みかん畑の中にそびえ立つラウﾞクラフト的な

尖塔を見上げます。この無線塔から暗号文

「ニイタカヤマノボレ」

は発信され太平洋戦争が勃発したと言われます。

果樹園を進むと目の前に無線塔が現れます。

第二西海橋の建設事務所の方に色々と聞きましたが

無線塔も取り壊しの話が出ているそうです。

別に倒壊の危険は無く、しっかりしたコンクリが使われ

かなり屈強に建設されており残せるなら

残しておきたいという声も多いようです。

無線塔の根元に入口があります。

しっかり閉ざされていますけどね。

無線塔を管理する建屋には立入禁止の表示がありました。

現在は自衛隊でなく佐世保海上保安部が保管しています。

新しいアンテナが建っており実際にはもう退役な無線塔です。

開戦のシンボルでもあり、良いイメージではない

ですが残っていて欲しい建物ですね。