足摺宇和海国立公園 御荘町

第３号南予レクリエーション都市公園

馬瀬山頂公園 紫電改展示館 & 宇和海展望タワー

足摺宇和海国立公園で愛媛県の南端部にあるのがリアス式

海岸で入りくんだ西海と御荘湾です。ミカン畑の半島と

養殖棚の湾の景色が黒潮と相まって青い海を実感できます。

西海の根元には馬瀬山頂公園があり、紫電改展示館、

宇和海展望タワー、子供動物園、山頂花木園など

のんびりピクニック気分の施設が残ります。

紫電改展示館

【川西航空機製 局地戦闘機紫電二十一型 紫電改】

川西製（現新明和工業）の旧海軍戦闘機の紫電改の

唯一現存する機体です。宇和海からサルベージした

墜落機体を新明和工業で一部補修と防錆塗装を施して

レストアしたものです。しっかりと修復できていますね。

ちなみ紫電改の後ろに展示されているプロペラは

三崎町二名津沖でサルベージされた

旧海軍艦上攻撃機「天山(十二型)」のプロペラです。

この紫電改は城辺町久良の長崎鼻200m沖の水深41mに

眠っていました。着水時のプロペラの曲がりが独特です。

側面も腐蝕のために穴が多いですね。

被弾の穴ではない感じですね。

全長9.34m / 主翼11.99m / 高さ3.9m

装備重量4.86t / 時速620km / 20mm機銃4門

エンジンは2000馬力です。

【久良湾沖からサルベージした時の写真】

旧第343海軍航空隊の所属していたこの紫電改のサルベージ

風景の写真も展示されていました。昭和20年7月に

豊後水道上空で交戦した1機と言われています。

昭和54年7月に引き揚げた機体は34年の歳月が

経っていたけどしっかり原型をとどめていますね。

かなりフジツボまみれですけど。

【ジオラマ紫電改】

モデラーがガンバってますね。

デジカメだとローアングルで撮影しやすいなあ。

山頂花木園

【山頂花木園からの宇和海展望タワー】

三角点のある馬瀬山の山頂は宇和海展望タワー

のあるピークの隣のピークとなります。

三角点のあるピークは山頂花木園になります。

三角点の標高は187mとなります。

宇和海展望タワー

【御荘湾ロープウェイ山頂駅からの御荘湾】

段々畑には愛媛の伊予柑のいい予感! 御荘湾ロープウェイは

平成17年度いっぱいで廃止されましたが宇和海展望タワーは

営業しています。ちなみに子供動物園や紫電改展示館は無料。

【宇和海展望タワーから西の景色】

回転展望式昇降タワーの宇和海展望タワーに乗ってみます。

真下の台形の建物が紫電改展示館で、左のスカイラインが

平成18年度から無料開放された西海道路です。展示館の奥に

ある馬瀬山山頂の2ピーク奥にビッグオフ殺しの13th TBIの

SSが設置されたヒルクライムコースがあります。現在は

トラックの墓場と化しておりジャングル化していました。

【宇和海展望タワーから南の景色】

実際に乗ってみると椅子に座ったままで360度のパノラマを

楽しめます。地上から107mのてっぺんまで4〜5周位かな。

久良湾の小屋ノ浦と白土を見下ろします。

ここの紺碧の海に紫電改が沈んでいたんだなあ。

【宇和海展望タワーから南西の景色】

久良湾の真浦です。リアス式海岸の穏やかな海が広がります。