乗鞍平湯峠駐車場

東邦航空ヘリコプター遊覧飛行

濃霧が晴れてから平湯トンネルの西にある広場に

高山の空港から到着した東邦航空のヘリコプター。

GWや秋の連休時にこうした遊覧飛行を行っています。

使用されるのはユーロコプター社(旧社名アエロスパシアル)

のAS350という6人乗りヘリコプターです。

まずは燃料補給です。

高山の濃霧で少し待ってたので、この日一番での飛行です。

3人で申し込んだら貸し切りにしてくれました。

費用は6分間で5000円とかなり高めですが

セスナ料金や他社料金と比較すると良心的な部類でしょう。

12分間で12000円のコースやチャーターもあります。

たとえば東邦航空の持つ伊豆大島航路の大島〜利島の

10分間の乗合ヘリ定期便でも7030円です。

平湯トンネルから朴の木平スキー場の上へ一気に

標高を上げます。まずは通常見る事のできない

落差50mの御越滝の沢をギリギリに飛んで行きます。

ここから紅葉の御越尾根(1655m)を超えて

乗鞍スカイラインを見下ろす場所へ進みます。

渋滞のため通行止になったスカイラインはぼちぼちで車が

消えてきています。標高を徐々に3000m前後まで上げて

くると、スカイライン上部からの景色に近い風景が

広がってきます。

猫岳あたりから平湯上空に移動です。

眼下には平湯の街並みがたたずんでいます。

栃尾温泉の方へ目を向けると

そこには北アルプスの笠ヶ岳(2897m)のとんがった

ピークがピョコンと飛び出していますね。

その少し右の方向に目を移すと焼岳(2455m)と穂高連峰が

同じ目の高さあたりに構えています。

安房峠の旧道も走っています。

焼岳の裏の穂高連峰は西穂高(2908m)から

奥穂高(3190m)、前穂高(3090m)の

尾根をくっきりと浮かび上がらせています。

さて帰還です。一度平湯峠を超えてからターンを

駆けるのですが、なかなかアクロバティックに機体を

寝かせてG体験もさせてくれます。

心憎い演出ですね。

到着するとお客さんが結構並んでいました。

また飛び出して行くAS350です。

乗鞍スカイラインが通行止になってしまったので

遊覧へ回ってくるお客さんもかなり増えたようです。

乗鞍の山腹と北アルプスの眺めで楽しいヘリ体験でした!

東邦航空は栂池のヘリスキーなどもおこなっています。

【天国に一番近いミーティング in ラスト乗鞍】

このヘリ遊覧の日は乗鞍スカイライン、エコーラインの

マイカー規制で一般車通行止になる前の

最後の天一ミーティングでした。

モルゲンロートも眼に焼き付けましょうね。

平湯方面へスカイラインで下ると

マイカーで最後の紅葉の乗鞍という事で大渋滞です。

でも天気は最高!!

焼岳、穂高連峰、笠が岳がやっぱいいねえ。