安曇野穂高 中嶋大道氏のアトリエ

巨大ステンレス彫刻の国

長野道の豊科IC周辺にあるステンレス生地のウサギや

白鳥のモニュメント。あのモニュメントは安曇野在住の

中嶋大道氏の作品で、穂高町の鳥川沿いにあるアトリエ

で誕生したのです。以前、林道ツーリングで偶然

発見した大道氏のアトリエを訪問してみました。

建屋の入口にスコーピオンが衛兵の如く鎮座します。

節足動物や昆虫の節の表現が味ですね。

毒針はしゃれこうべ!

ホイストクレーンや大型プレス機がアトリエの中に

工場そのモノという感じに存在します。ホイストの

チェーンがまるで映画「エイリアン」のノストロモ号

の内部の様だな。セクシーなお尻もあるね!!

大道氏が魔女の顔を溶接しています。ステンレス溶接の

他に最近はチタンの溶接も試みているそうです。

トノサマバッタの眼もピカピカに磨かれています。

作品はフォッサマグナラインをメインに青海町のウミガメ、

東部町の蜂、袋井のトンボと日本海から太平洋を突き抜ける

様に配されています。コーティングしていないので

定期的にメンテナンスは必要だそうで、

融雪剤の塩カルなどで腐蝕する事は多いそうです。

ミヤマクワガタもかっこいい! もちろん鹿児島の

カブト虫など遠地にも大道氏の作品は見る事ができます。

コロナウイルスの様な細胞に節足動物的な足が伸びます。

これまた卵に昆虫の様な足。

背後には胞子の連なりが怪しいわ。

缶切りの爪を持つ冬虫夏草って感じの作品。

白鳥が仕上がっています。最近は中国の影響で

ステンレスの値段も高騰。リサイクルな材料の

利用も多くなってきたそうです。

こちらはディスプレイ状態の白鳥です。

メカニカルなトンボの羽根の表現がいいですね。

かなりシュールなムーブマン溢れる女性の像。

白い北アルプスの連なりと青空、

そして安曇野の田園風景に溶け込みます。